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ブラック病院注意!PT・OTがハローワーク(職安)求人を探す・応募する時の注意点と転職成功のコツ

仕事を辞めたら失業保険を貰うために利用するっていうパターンが多いので、退職した方が真っ先に仕事を探すのはハローワーク(職安)だと思います。

 

すでに利用したことがある人も多いと思いますが、「服装や持ち物って何がいるの?」、ちょっと緊張するし、何をどうしたらいいのかわからない…っていう元同僚がいたので、簡単に流れを説明してみることにしました。

 

 

最初にいっておくと、どこで理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の転職先を探すよりも求人数は一番多いので、ぜひ行って求職登録してください。私も一般職の時も、過去の転職の時も4回登録しています。

 

ただ、下で詳しく説明していますが、ハローワークも労働環境が悪い職場、残業代は一切支払わないという病院や施設も多いので、あなたと転職先の間に入って交渉してくれる求人サイトを利用するのと安心です。

 

 

でも、業界狭いですから理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などのリハビリ職の人は友人や先輩から誘われて新しい職場を見つける人も多いですよね。自分は会社側にアレコレ文句をつけるタイプなので、知人にも迷惑かかるので経験ありませんけど。

 

 

 

まず、『ハローワークに行ったら受付して言われた通りに書類に記入して、説明を受けてカードを貰うだけで終わり』なのであまり迷う要素はありません。

 

 

しかし、あまり知られていませんがハローワーク(職安)で求人募集をする会社はブラック企業が多くて選ぶのが難しいんです。なので、

  • 仕事を探している人の強い味方のハローワークがブラック企業を紹介しているのか?
  • 自分に合う条件の職場を探す方法

を、私の経験・実体験を踏まえてご紹介します。

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まず、ハローワーク(職安)とは?なんぞやっていうところからですが、正式には公共職業安定所といわれ、仕事を探している求職者と人材を求めている事業主の両者の雇用を結びつける役割が主な業務です。

 

以外に皆さん誤解しているんですけど、ハローワークは現在、仕事をしている人も登録できます

 

退職して無職になった状態じゃないと、登録もできないし仕事も探せないと思っている人が周りにたくさんいたので念のため記載しました。ただし、退職時期がはっきりしていない場合などには、トラブル防止のために職員さんから積極的な紹介が受けられない場合もあります。

 

 

それ以外のハロワの仕事の内容はこちら。

  • 職業紹介と申し込み :募集している会社に紹介状を書いて手続きをする
  • 職業相談 :疑問に思うことなど何でも相談できる他、失業保険を貰うための求職活動にもカウントされる
  • 職業訓練: ITなどの各コースや技術学校など
  • 雇用保険や失業給付の受給手続き
  • 事業主の助成金支給の手続き: (会社向けのないようなので、仕事を探している人には関係ないけどこれが曲者)

 

みなさんがパッと思いつくことと言うと、失業保険などを貰う時の手続きといったイメージが強いと思うんですけど、簡単にはこんな感じです。

 

 

 

ハローワーク(職安)での求人情報の探し方と手順

ハローワークで求職申し込み(仮登録はネットで可能)
条件を「求職申込書」に書いて出す
ハローワークカード(求職番号)を受け取る
端末またはインターネットで仕事を探す
希望の求人があれば応募する
試験を受けて合格すれば採用

 

大まかにはこのような流れになっていて、特に難しいことはありませんが詳細やちょっとした注意点も説明します。

 

仮登録と本登録

求職情報仮登録(求職者情報)というのがあって、入力しておくとパソコンからある程度求人情報を見ることができます。(仮登録なので、本登録は出向かないとできません)

 

 

これを入力する時に「ハローワークからの連絡」と「公開希望」っていうものがあります。

 

連絡を可・否から選ぶと良さそうな求人情報やセミナーの連絡を職安の職員さんが連絡してきてくれるっていうことなんですけど、私は1回も連絡が来たことはありません。

 

また、求職者情報公開可(氏名連絡先非公開)を選んで求人企業に自分をアピールしてもらっても、こちらも向こうから連絡なんて今まで1回もありません。

 

 

その程度ですので、自分で仕事探すって人や個人情報が心配っていう方はどっちも不可でいいんじゃないかと思います。ハロワの人も暇ではないのでそこまで一生懸命にあなたに替わって動いてくれません。当たり前ですけど。

 

 

 

で、本登録は実際に近くのハローワークにいって申込みをしなければなりません。

基本的に平日8時30分〜17時15分(市町村の事業所によって若干異なる)までしかやっておらず、土曜日・日曜日・祝日・年末年始は業務をやっていません。

 

大都市だと土日祝日も17時15分以降もやっている場所はありますが、端末による職業紹介のみだったりと、全部やってもらえるわけではないので注意が必要です。

詳しい内容を知りたければ本登録が必要

でも、ハローワークに行かず登録もせず、求職番号を配布してもらわなくても、自宅のパソコンやスマホから仕事は探せます。

 

ただし、給料などの待遇は閲覧できる項目はあるけど事業所名や勤務地などが非公開になっている求人などがあります。

 

これは求職番号を入力しないと全部見れないので、いつでもどこでも全部知りたい・調べたいっていう方は登録して求職番号を受け取る必要があります。

 

 

 

その公開する・公開しないというのも会社自体がこのように設定できます。

  1. 全利用者に対して、事業所名等を公開する。
  2. 求職登録を行っている利用者に限定して事業所名等を公開する
  3. 全利用者に事業所名等を公開しない。

 

事業所名等の公開についてを見てもらえるとよくわかりますが、いつでも・どこでも・誰でも全部見ることができると、「あそこはいつでも募集しているから退職者が多い」、「労働環境が悪い」なんて噂がたつをの嫌う事業者さんは非公開にします。もちろん、もっと理由はありますけども。

 

 

スマートフォン専用サイトじゃないので使いにくい

本登録をしても難易度が高いと思うのがコレ。

 

これだけスマホが普及しても、ハローワーク公式ホームページがスマホサイトに最適化されておらず、パソコンサイトのままなのでものすごく検索しにくいのが難点です。

 

都道府県や市町村のサイトも時代遅れのままになっているものが多いんですが、ここも本当に仕事を簡単に探せるシステム構築がされてないので、本当に定職つかせようって思ってるのか?と疑ってしまいます。

 

ですから、個人的にはパソコンで検索するか、現地の端末で職探しするのがストレスは貯まらないと思います。

 

面接じゃないので普段着で大丈夫

服装に関しては、スーツなど綺麗めを着用していく必要もなく普段着で十分です。

 

女性の場合も化粧なども気にせず、極論すっぴんでも就職試験ではないので問題ありません。持ち物も現地にありますが、一応筆記用具くらいはもっていきましょう。

 

 

 

ハローワーク(職安)求人のメリット・デメリット


先に申し上げておくとハローワークの求人案内だけ使って仕事を探してはいけないということを知っておいてほしいと思います。

 

冒頭でも言いましたがブラック企業もたくさん掲載されていて、実際にあった事例も暴露しちゃいます。

 

ハローワークを使うメリットは膨大な求人数を誇る所

  • 無料で職業訓練なども受けられる
  • 仕事の適性相談やこれからやりたい職のサポートをしてくれる
  • 求人数が最も多い

 

雇用を促進させるための組織ですのでいろんなサービスがあって、資格取得に向けた訓練なども行っているのが良いところです。ただ、今まで使ってきた中で、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などの役に立ちそうな訓練を見たことはありません。

 

簡単に取れる資格は殆ど無いので仕方ありませんが、 福祉住環境コーディネーターくらいの講座は開いてほしいかなぁって思いました。

 

 

しかし、求人数はダントツで一番多いです。これは間違いありません。だから、たくさんの選択肢の中から職場を選べるというのが最大の利点です。

 

ただ、メリットは裏返すとデメリットとなり得ることもある(※下記で解説しています)のでしっかりと見極めることが必要です。

 

 

ハローワークを使うデメリット

  • 大企業や大手の求人がない・少ない
  • 給料が高いなどの高待遇の求人が少ない
  • 具体的な仕事の内容がわからない・教えてもらいにくい
  • ブラック企業が多くて把握しきれない
  • 自分でしっかりと求人を探して転職活動しないと何も変わらない

 

 

求人の数が多いというメリットを上げました。

 

『なぜ、求人数が多いのか?』というと、それは従業員を雇う会社側はハローワーク(職安)で募集をかけるのは無料どころか、職員を採用すると助成金でお金が入る仕組みがあるためです。

 

タダで従業員を探せてさらにお金が入ってくるんですから、その数は膨れ上がるのは当たり前ですよね。

 

 

また、大企業や高待遇の会社の求人が少ないのはこれが理由の一つになっています。

 

大規模な就職試験を行ったり、転職サイトなどに募集をかけられるということは、そこにお金をかけられる収益のある優良企業が多くなります。

 

そうすると経済的に余裕のない会社は、必然的にハローワークにしか求人を出せなくなって、結果、質はあまり良くない会社が集まってくるわけですね。

 

 

 

そして、求人票に載っている文面からは具体的な仕事内容がわかりにくい場合も多くて、窓口で問い合わせてみても職員さんもものすごい数の業務をこなしているので、後ほど担当者の方から電話連絡があるパターンが多いです。

 

で、結局は「1回会社訪問してみてはどうですか?」という流れで見学に行く羽目になったりしますから、断るのが苦手な人は困るかもですね。

 

 

 

ものすごい数の会社から求人掲載依頼がくるので職安職員のチェックも甘い傾向があり、そのまま掲載されることも多いです。

 

採用後に職安を通して苦情・クレームを入れても意外に、ご自身で対応してくださいというくらいか、採用先に電話で軽く注意する程度なことがほとんどで会社に対して、即罰則ってことはありません。

 

あんまり当てにならないので、最初の探し方と見極めが肝心ですね。

 

 

 

あとは休みや残業について、記載されている年間休日とは実際とは大きく違った過酷な労働である場合があります。1番多いのは残業時間の嘘・偽りの虚偽の申告です。

 

実際に私が経験した経験はこちら。

 

ハローワークのブラック企業の事例

『時間外:あり月平均10時間』と記載されていた例

 

と書かれている会社に就職したんですけど、時間外労働が週10時間、多いときで20時間くらいあってあまりにもキツいので経営者に訴えました。

 

 

職安の求人票には、残業は月10時間ってあったじゃないですか?忙しい時期とかもあると思いますけど、週に20時間ちょっとキツイんですけど・・・?

 

 

 

あぁ、書いてあったね。そうやって申請出したもん。
でも、それって残業代がつくのが10時間ていう意味なんだよ、わかる?

 

 

 

えぇ!?!? じゃあ、今働いているのはサービス残業ですか・・・???

 

 

そう、当たり前です。本当に世間知らずだねぇ。

全社員、残業代をつけたら会社が潰れてしまうよ。


 

 

こんな感じの嘘の申請を平然としている会社がありました。

 

虚偽の申告をすれば、ハローワークに載せてもらえなくて経費を抑えて求人が出せないので、ブラック企業求人が増えるんですね。もちろん、ハロワの人が熱心に対応してくれることはありません。

 

 

『週休2日+祝日休み』として採用されと記載されていて嘘だった事例

 

あと、もう一つの体験談として、上記の内容で応募して、面接時にも祭日は休みと確認済みにもかかわらず、採用されたら実際には祝日はバリバリ営業していたっていうパターン。

 

これでも都道府県の雇用ソクジン事業のモデル事業所なのに完全ブラック企業です。

 

労働者から詐取した残業代払って倒産するなら、そんな所とっとと潰れろって思うんですけどね。それは健全な社会のためだと思うからです。

 

 

 

 

もちろん、いい会社もたくさんありますがその中からいい会社を見つけるのはかなり難しいです

失業率を下げて雇用をドンドン生み出さないといけない組織ですので、あらゆる職種のたくさんの求人を集めるのは当然ですが、やはりその求人と業務の質は最高レベルかと言うとそうではない場合もあるということです。

 

 

上で説明したように、ハローワークからの連絡と自分の情報を会社に公開するように希望してもほぼ当てになりません。

 

公式サイトもスマホ対応じゃないので検索しにくく、就職相談や詳しい話をしようと思っても仕事を探している人がわんさかいるので待ち時間が長いということも多くてモチベーションが下がります。

 

 

自分から積極的に転職する意思がないと、条件のいい会社を探すというのはかなり厳しいと言うのが転職経験4回の私の意見です。

 

しかし、求人サイトであれば条件を伝えておけば、担当エージェントからメールや電話で紹介してくれた上で、条件交渉から就職後のトラブルの対応もしてくれるので安心です。

 

有利な助成金・給付金があるのでハローワークは雇う会社側にメリットしかない

事業主・社長などの経営陣や管理を行う事務長・総務部長でないと、全く知る機会すらない助成金や給付金が数多くあります。

 

 

例えば、一定数の従業員がいる会社では障害者を雇用しないとお金を支払わないといけないシステムがあるんですけど知っていますか?

 

でも、逆に一定数雇用していると逆にお金が入ってくるんです。そのような助成金を利用して収益を上げている病院・クリニックや老健施設もあります。

 

現在の職場もその助成金を受け取っていますし、前の職場は率先して身体障害者を雇用して助成金目当ての採用を行っていました。

 

 

 

定職につくのが難しい障害者だけでなく、高齢者の方などの働く道が切り開かれているのも事実なので、それがイコール駄目なこととは思いませんが、その目的と程度次第ではそこの従業員にとってはデメリットとなりえます。

事業主側の助成金一覧
  1. 従業員の雇用維持を図る場合の助成金
  2. 離職者の円滑な労働移動を図る場合の助成金
  3. 従業員を新たに雇い入れる場合の助成金
  4. 新たに起業する場合の助成金
  5. 労働者の雇用環境整備関係の助成金
  6. 仕事と家庭の両立に取り組む場合の助成金
  7. 労働者の職業能力の向上を図る場合の助成金

 

詳しい内容は事業主の方のための雇用関係助成金をご覧ください。

 

こんなにたくさんの補助金があるのか〜って、頭の片隅においておくと今後の人生勉強になることもありますよ。さらりと見ておくのがオススメです。

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